独自ニッチ商品を開発する家電ベンチャー企業
私たちが知っている家電メーカーと言えば、パナソニックやシャープ、東芝など国内を代表する大手家電メーカーがほとんどだと思います。しかし、その後同じような性能なのにコストパフォーマンスに優れた家電を作る企業が目立ち始めます。アイリスオーヤマやツインバード工業、山善などがその代表格にあたります。これによって従来の大手家電メーカーによる高級路線と、後発メーカーの低価格路線の2つに商品が分けられるですが、最近はこの2つに加えて独自ニッチ商品を開発する家電メーカーが目立っています。有名なのが高級トースターを開発したバルミューダです。今さらトースターなんて、と誰もが思ったはずですが、蓋を開けてみたら10万台も売れたんだとか。3万円もするんですよ!10万☓3万円で・・・おぉー。
今回はこんなニッチな商品を開発している家電ベンチャー企業をご紹介します。
独自ニッチ家電を開発するベンチャー企業
バルミューダ株式会社
- 本社:東京都武蔵野市
- 代表:寺尾玄
- 設立:2003年
- 従業員:65名
- 代表する商品:BALMUDA The Toaster
株式会社Cerevo
- 本社:東京都文京区
- 代表:岩佐琢磨
- 設立:2008年
- 従業員:90名
- 代表する商品:Lumigent
株式会社カドー
- 本社:東京都港区
- 代表:古賀宣行
- 設立:2011年
- 従業員:10名
- 代表する商品:空気清浄機
株式会社UPQ(アップ・キュー)
- 本社:東京都文京区
- 代表:中澤優子
- 設立:2015年
- 従業員:5名前後
- 代表する商品:UPQ Phone
高くても質の良いものやデザインにこだわった商品が多いですね。大手家電メーカーのように大量生産する場合は想定する購入者層も幅を持たせて設定していると思うのですが、今回紹介したベンチャー企業の商品は購入者層をかなり絞っています。大量生産品でもなく、ただ安いだけの商品でもない。何かにこだわった数少ない商品が欲しい。日本国内はこういう考えをもった消費者が増えているのかもしれません。またこのような消費志向は今後日本だけでなく、中国や東南アジアにも起こる可能性が高いですね。今後も面白い家電ベンチャーが生まれることを楽しみにしています。