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ECサイトの表示速度が遅い!そんな時はどうする?

ECサイトを長期間運用していると表示速度が遅くなるケースが起こります。具体的にはトップページの表示速度の低下や商品検索結果の表示速度の低下が挙げられます。トップページは新着商品やお知らせ、オススメ商品などデータベースから複数の情報を取り込む必要があるためECサイトの中でも負荷の高いページと言えます。また商品検索に関しても商品点数が多ければ多いほど、検索条件が多ければ多いほどデータベースに負荷がかかり表示速度が遅くなります。

表示速度が遅くなった場合、そのページを閲覧しようとしているユーザのストレスが高まり、ページを閲覧せずに離脱する可能性が高まります。ユーザがページから離脱するということは見込み客を失うということですので、結果的に売上の減少に直結します。現在のような高速インターネット時代においては、ページの表示にたった1分かかっただけでも「遅い」と感じるのではないでしょうか。つまりECサイトに求められる表示速度は「秒単位」であることを認識する必要があります。

EC-CUBEやWordPressで構築したECサイトを要注意

このような表示速度の低下が現れやすいのはEC-CUBEやWordPressなどサーバインストール型のECパッケージを使用した場合です。MakeShopやカラーミーショップはシステムもサーバもサービス提供会社が管理しているため、万が一負荷が高まった場合は相応の対処を行う体制が整っているでしょう。しかし、EC-CUBEのようなECパッケージを使用した場合はECサイト運営者自身がパフォーマンスの管理を行う必要があり、場合によってはパフォーマンス低下に気づかず放置しているケースがあります。

また、このようなECパッケージの場合はECシステムだけでなくインストール先のサーバ環境にも依存するため、サーバのパフォーマンスもチェックする必要があり、その分野の知識がない場合は管理が困難だと思われます。カスタマイズの柔軟性が高く多くの企業で使用されているECパッケージですが、構築後(公開後)にはそれ相応の監視体制が必要であることを管理者は認識する必要があります。

では実際に自身が運営するECサイトでパフォーマンス低下の傾向が確認できた場合、どのように対処すべきなのか簡単にご紹介しましょう。

ECサイトのパフォーマンス低下した場合の対処方法

① ECシステムの設定を調整する

EC-CUBEのようなECパッケージを使用してECを構築する場合、設定ファイルをデフォルトにした状態で使用するケースが多いのですが、実はこの設定ファイルに手を加えることでパフォーマンスを向上させることが可能です。しかし、設定ファイルの調整には専門的な知識が必要なため、素人が手を出すことは難しいでしょう。

② データベースの設定を調整する

設定ファイルの調整と同じくらい重要なのがデータベースの設定です。どんなに優れたECパッケージでもデータベースが脆弱ではそのパフォーマンスを発揮することはできません。また使用するECパッケージとデータベースの相性もあります。当然相性が悪ければパフォーマンスは低下します。

③ サーバを変更する

上記2つと比較するとサーバの変更が最も対処しやすいでしょう。共用レンタルサーバを利用している場合は契約プランのグレードを上げる、もしくはVPSに変更することができます。ただしサーバを変更する場合はデータ移管の作業が発生し長時間ECサイトが閲覧停止状態になる場合もあります。

パフォーマンス低下の原因調査はプロに任せる

ECサイトのパフォーマンスが低下した場合の対処方法をご紹介しましたが、どのように感じられましたでしょうか?おそらく多くのEC管理者が「自分では対処できない」と感じたと思われます。実際、これらの作業をシステムやサーバに精通していない人が行うことは困難です。そもそもパフォーマンス低下の原因を突き止めることすら難しいのではないでしょうか。

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