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クラフトジンが楽しめる京都のブックホテル「TUNE STAY KYOTO」

京都府民限定の宿泊割引を利用して、TUNE STAY KYOTOというホテルに宿泊してきました。予約はこのホテルの公式サイトから行いました。通常は1泊6,000円なのですが、宿泊割引を利用すると半額の3,000円で宿泊することができます。しかも、それに加えて飲食店や小売店で使用できる2,000円分のクーポン券まで付いてきます。

今回なぜTUNE STAY KYOTOを選んだのか。その理由はブックホテルだから。このホテルには京都に関する書籍が約2,500冊揃っています。宿泊者であればこれらの書籍を自由に読むことができます。また、気に入った本が見つかれば購入することもできます。読書好きの間では全国のブックホテルに関して話題に上がることがありますが、今まで京都にはブックホテルがありませんでした。そういう意味でこのホテルは読書好きが京都に訪れる新たな理由にもなります。

もう一つの理由はクラフトジンバーを併設しているから。およそ20種類の国内外のクラフトジンの中から3種類を選んでテイスティングすることができます。また、ジンだけでなくトニックやガーニッシュ(フルーツやハーブなどの付け合わせ)も選ぶことができます。その組み合わせは多様なので飽きることなく何度でも注文することができます。実際、僕はテイスティングを2回、それに加え、テイスティングで気に入ったジンを使ってジントニックを作ってもらいました。

長期滞在者が過ごしやすいホテル

今回このホテルに宿泊して気づいたことは、長期滞在者向けの環境が整っているということ。正直に言って、部屋の快適性はそれほどでもありません。必要最小限の設備が備わっていて無駄がありませんが、部屋自体がコンパクトなので長時間部屋に居ることを想定していないと思います。では宿泊者はどこで過ごすのか。それは地下にある共有スペースです。共有スペースは24時間開放されているラウンジや共有キッチン、共有バスルーム(各部屋にはシャワーしかありません)があります。

日中は宿泊者の多くがこれら共有スペースで過ごします。ほとんどの人がパソコンを開いているので、テレワークやワーケーションで利用しているのではないでしょうか。長期滞在者らしく使う席も決まっているようで、各々が自分の空間を見つけてリラックスして過ごしているようでした。

その他、クラフトジンバーで横に座っていた女性は仕事で1週間ほど京都に滞在するために利用しているのだとか。京都駅から徒歩10分圏内なので利便性も高く、またホテル周辺には飲食店が沢山あるので食事にも困ることはありません。京都の飲兵衛が集まるリド食堂街も徒歩3分で行けます。

改善してほしいこと

1番気になったことは空調です。とにかく部屋の温度が高い。セントラルヒーティングを採用しているので部屋で暖房と冷房を切り替えることができません。だから、今回はずっと暖房が効いていて空気も乾燥していました。幸い加湿器があったのでそれを利用しましたが、それでも暑さが気になって寝られないため結局窓を開けて温度調節しました。この空調環境だけはなんとかしてほしいなと感じます。

もう一つはハンガーをかける場所です。一般的なホテルはクローゼットのような所にハンガーをかけますが、このホテルはクローゼットではなく、デスクの横にある荷物置きの上にかけます。だからコートのような背丈のある服をかけると、下の方が荷物置きに接してしまいます。今回僕はステンカラーコートをかけたのですが、もう10cmほど下に余裕があればいいなと感じました。

宿泊料金を考えれば、この2つ以外に気になることはありません。スタッフの接客もフレンドリーなので長期滞在するほど親しくなり居心地が良くなるのではないでしょうか。これから旅行で京都に訪れる際はぜひTUNE STAY KYOTOを選択肢に入れてみてください。

TUNE STAY KYOTOを詳しく見る

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