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もう窓口に行く必要無し!ネットでできる大手銀行の手続き

会社を起業して感じたことのひとつが、銀行に行く機会が増えたこと。企業経営において銀行との付き合いはとても大切なので、銀行に行くこと自体は何も問題ありません。しかし、「こんなことネットでできるでしょ」というような手続きまで、わざわざ時間を割いて窓口まで行かなければいけないことは多々あります。

このようなオフラインの手続きは銀行と取引のある個人や法人だけではなく、銀行自体にとってもコスト負担が重く、銀行経営において大きな課題となっています。しかし、最近は大手銀行をはじめてとしてオンラインでできる手続きが増えています。

2022年10月27日付けの日経新聞によると、大手銀行では次のようなことがオンラインで対応可能です。

個人
  • 住所などの変更届
  • 口座開設、解約
  • カード・住宅ローンの申し込み
  • 外貨・定期預金・投資信託など
法人
  • 振り込み、残高照会など
  • 住所・代表者などの変更届
  • 一部の少額融資
  • 口座開設

この程度のことであればネット専業銀行でもできるので目新しさはありませんよね。なぜ、大手銀行が手続きの多くをオンライン化できないかと言えば、トラブルや障害があったときの影響が大きいからです。そして、その障害を回避するためには莫大はIT投資が必要になります。これは単に質のよいシステムを開発するだけではなく、そのシステムを運用をするための人件費も含まれます。

官公庁の手続きがなかなかオンライン化されないのも同じような理由からです。社会に影響が大きい組織ほどオンライン化は遅れます。ただ一方で、そのような組織がオンライン化を進めれば恩恵を受ける人もたくさんいます。だから、サービスを受ける側もある程度のリスクを負うことを表明することが、今後の大手銀行や官公庁のオンライン化のカギになるのではないでしょうか。投資と同じようにノーリスク・ハイリターンはありえないのです。

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