2023年春から株価1000円以下の銘柄の刻み幅が0.1円に
東京証券取引所は2023年春から主要400社の株価の刻み幅(呼び値)を縮小します。従来、株式は1円単位で売買注文していたのですが、今回の変更により株価1000円以下の銘柄は0.1円単位で注文できるようになります。投資家にとっては執行コスト削減の効果が期待できます。
ちなみに株価1000円以下以外の刻み幅は次のように設定されます。
1000円以下 | 0.1円 |
---|---|
1000〜3000円以下 | 0.5円 |
3000〜5000円以下 | 1円 |
5000〜1万円以下 | 1円 |
1万〜3万円以下 | 5円 |
3万〜5万円以下 | 10円 |
私が保有している楽天グループの現在の株価は600円台なので、今後は0.1円刻みで注文できるようになります。感覚的には外国為替証拠金取引(FX)と似たような取引が可能になるのでしょう。株式保有数が多ければ0.1円単位で売買したとしても相応の利益が生まれそうです。
刻み幅が縮小となる代表銘柄
刻み幅が縮小する代表的な銘柄は次の通りです。
- 川崎汽船
- SUMCO
- メルカリ
- TDK
- 商船三井
- ディスコ
- アドバンテスト
- ローム
- 住友化学
- 川崎重工業
- 野村総合研究所
- 楽天グループ
- 日本航空
- NTTデータ
全ての銘柄が対象となるわけではないので、自分が保有する銘柄が対象となるのか早めに確認しておきましょう。