経済産業省「第3回 アトツギ甲子園」の最優秀賞は大分県のグリーンビジネス企業
経済産業省は、全国の中小企業の後継者・後継者候補(アトツギ)が家業を活かした新規事業プランを競うピッチイベントである「アトツギ甲子園」の決勝大会を開催し、決勝大会に出場したファイナリスト15名に対する最終審査を経て、最優秀賞(中小企業庁長官賞)、優秀賞を決定いたしました。
日本の中小企業における後継者不足問題
日本の中小企業における後継者不足問題は、長年にわたって深刻な課題となっています。その概要は次の通りです。
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- 人口減少による影響:日本の人口減少により、後継者不足が顕著になっています。若者の人口が減少する中で、中小企業を引き継ぐ人材の確保が難しくなっています。
- 経営環境の変化:グローバル化やテクノロジーの発展により、中小企業の経営環境は大きく変化しています。これに対応するために、次代を担う後継者には高い経営スキルやグローバルな視点が求められますが、それができる人材の確保が難しくなっています。
- 事業承継に関する認識不足:中小企業の多くは、事業承継についての情報や知識が不足しているため、後継者を育成することができていないケースが多いです。また、経営者自身が後継者を育成することに関心を持たず、事業承継に対して消極的な傾向があることも後継者不足の原因の1つです。
- 税制上の問題:事業承継には多くの税金がかかるため、後継者が事業を引き継ぐことに躊躇するケースがあります。また、税制上の不利益が大きいため、大企業に比べて中小企業において後継者不足が顕著であると言われています。
これらの問題に対して、中小企業庁や自治体などが様々な支援策を行っています。例えば、後継者育成に関するセミナーや研修の実施、事業承継に関する情報提供、税制上の優遇措置の拡充などが挙げられます。しかし、まだまだ解決に至っていない課題であることは間違いありません。
第3回「アトツギ甲子園」受賞者一覧
このような後継者不足問題を解決するために行われているのが「アトツギ甲子園」です。では、今回の受賞者はどのような企業なのでしょうか。
最優秀賞
会社名 | 株式会社グリーンエルム |
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後継者 | 西野 文貴 |
所在地 | 大分県 |
テーマ | 植生調査から植樹までの森づくり、誰もが参加できる“新しい里山シェア”のカタチ |
優秀賞
株式会社マクライフ |
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株式会社ヴァレイ |
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株式会社小松屋 |
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テクノツール株式会社 |
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