女性が活躍する上場企業「なでしこ銘柄」の基準が刷新、その内容とは
経済産業省と東京証券取引所が毎年発表している「なでしこ銘柄」。この選考基準が変わり、すでに3月22日から開示されています(参照:経済産業省)。今回は変更となったポイントをご紹介します。
女性が活躍する上場企業「なでしこ銘柄」の新基準
新たに加えた主な調査項目(非開示)
- 係長から課長に昇進した比率の男女差
- 執行役員に昇進した比率の男女差
- 5〜10年の女性管理職比率の推移
今回から開示する主な項目
- 女性の役員・管理職・正社員の比率
- 正社員の平均勤続年数の男女差
- 男性正社員の育児休業取得率
2022年3月期から始まった、有価証券報告書の開示義務内容への人的資本情報の追加が今回の基準刷新に大きく影響していると考えられます。女性が活躍している会社は投資家も注目しています。一般的に女性役員の比率が高い方が女性役員のいない企業よりもROE(自己資本利益率)が高いとされています。
今後もどのような企業がなでしこ銘柄に選定されるのか要注目です。