今、世界中で注目されている「やせ薬」オゼンピックとは
オゼンピックは2型糖尿病の治療薬として2019年に日本で発売された薬です。GLP-1受容体作動薬の一種で、インスリンの分泌を促進して血糖値を下げるだけでなく、食欲を抑える効果や体重を減らす効果もあります。
オゼンピックが注目されている理由
1. 高い血糖降下効果と体重減少効果
オゼンピックは他の糖尿病薬と比較して、高い血糖降下効果と体重減少効果が期待できます。臨床試験ではオゼンピックを投与した患者は、プラセボを投与した患者に比べて、血糖値が有意に改善し、体重が有意に減少したことが示されています。
2. 週1回投与の簡便性
オゼンピックは週1回、皮下注射するだけで済みます。他の糖尿病薬の中には、1日1回や2回投与する必要があるものもあり、オゼンピックの簡便性は大きなメリットといえます。
3. 低血糖リスクの低さ
オゼンピックは血糖値が高いときにだけ働くため、低血糖リスクが低いことが特徴です。他の糖尿病薬の中には、血糖値が正常値でも働くものもあり、低血糖リスクが高くなる可能性があります。
オゼンピックは2型糖尿病の治療薬として、高い評価を受けています。今後もさらなる研究・開発が進み、より多くの患者の治療に役立つ薬となることが期待されます。
なお、オゼンピックには下痢、嘔吐、食欲不振などの副作用が報告されています。重大な副作用としては、低血糖症状や膵炎が挙げられます。オゼンピックを服用する際には、医師の指示を必ず守るようにしましょう。
オゼンピックを投与してもらうには
オゼンピックは糖尿病専門医のいる医療機関で投与してもらえます。糖尿病専門医はオゼンピックの適応や投与方法を理解しており、安全に投与することができます。あなたのかかりつけの医師が糖尿病専門医でない場合、オゼンピックの投与を希望すれば、紹介状を書いてもらうことができます。
ネットで「オゼンピック 京都」のように検索すれば、その地域でオゼンピックを投与してくれる病院やクリニックが表示されます。中にはオンライン診療により、薬を郵送してもらえることも。医療機関が少ない地域に住んでいるのであればオンライン診療を受けるのも選択肢としては悪くありません。
しかし、初めて投与するのであれば、医師に直接会い、オゼンピックのメリット・デメリットをよく聞いた上で投与を検討した方がよいでしょう。