スーパーコンピュータと量子コンピュータの違い
新薬の開発など試行錯誤が難しい実験などをシミュレーションするために、現在各国が高速コンピュータの開発に莫大な投資を行っています。新聞を読んでも高速コンピュータに関する記事が日に日に増えています。その中でも特に注目されているのが「スーパーコンピュータ」と「量子コンピュータ」です。
スーパーコンピュータと量子コンピュータの違い
スーパーコンピュータはCPU(中央演算処理装置)やGPU(画像処理半導体)などを多数つなげたもので、医療や防災、人工知能の計算など幅広く利用されています。一方、量子コンピュータは従来のコンピュータとは異なる処理方法をとっています。従来のコンピュータは0と1の組み合わせで計算するのですが、量子コンピュータは「0でもあり1でもある」という特殊な状態を創り出し、高速に問題を解きます。
現在、量子コンピュータで世界最先端を走っているのは米Googleです。2019年の同社の発表によれば、スーパーコンピュータで約1万年かかる問題をたったの3分20秒で計算できたということです。非常に驚異的な結果なのですが、量子コンピュータは汎用性が低く、また解ける問題が限られているのが特徴です。
スーパーコンピュータ |
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量子コンピュータ |
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新聞紙上だけで見ると、米Googleがだいぶ先を走っているように感じますが、実は日本でも量子コンピュータの開発に取り組む企業があります。次の企業は量子コンピュータに関連しています。量子コンピュータに関連企業に就職したいと考えている場合は参考にしてください。
量子コンピュータ開発に取り組む日本企業
株式会社QunaSys |
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株式会社ABEJA |
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株式会社Nextremer |
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