企業が手持ちの資産を効率よく活用しているかどうか測る指標として、総資産回転率があります。総資産回転率は企業の総資産に対する売上高を示していて、売上高を総資産で割ることで算出できます。一般的に回転率が1より高いと回転率がよく、1より低いと回転率が悪いといえます。今回は売上高100億円以下の上場企業（日経「NEXT1000」）の中から、3年平均の総資産回転率が高い企業10社をご紹介します。

総資産回転率が高い売上100億円以下の上場企業

全体的な傾向として、工場などへの設備投資が必要な製造業ほど回転率が悪く、ITサービスなど設備投資がそれほど必要ない企業ほど回転率が良いとされています。また、資産の内訳を見ると、回転率の良い企業ほど現預金など流動資産を多く保有していることが分かります。