東南アジア各国のネット通販の月間訪問者数の順位
世界のEC市場において、今後最も伸びしろがあるのが東南アジア市場です。欧米や中国、日本などEC先進国においてはすでに市場は成熟し、新規ECの参入は困難だと思われます。一方で東南アジアは人口が多く、まだ市場が成熟していないため今後多くのECが参入してくるでしょう。そんな中で、現段階でどのようなECが市場の上位を占めているのか示すのが下の表です。
東南アジア6カ国において、特に存在感を示しているのが「ショッピー」と「ラザダ」です。ショッピーはシンガポールを本拠地として、マレーシア、インドネシア、ベトナム、タイ、フィリピン、台湾の計7カ国で運営されています。上の表ではインドネシアを除く5カ国で1位を獲得しています。日本語版も開設されていますので、興味がある人は覗いてみましょう。
ラザダは2016年4月に中国のEC大手アリババが買収したシンガポールに拠点を置くECです。アリババグループの中で東南アジアをカバーするECで、グループ内においても戦略的に最も重要であり、既に9,000億円程度の投資がなされているとされています。
今後、日本の事業者が越境ECに参戦する場合、東南アジア市場は無視できません。そんな時、どのようなECに出店すればよいのか参考にしてみてください。