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タイは日本人よりも、日本製品で溢れていた

8月26日から16日間、タイのパタヤとクラビに滞在しました。その間、日本人には数回しか会わなかったのに対して、韓国人やインド人、ムスリムには何度も出会いました。円安の影響もあるのでしょうが、なぜこんなに日本人が少ないのか不思議です。世界における日本人の存在感は徐々に薄れているように感じます。

ただ一方で、日本製品の存在感は大きかったです。パタヤでもクラビでも街を走っている自動車のほとんどが日本車でした。乗用車だけでなく、トラックなど業務に使う自動車も日本車がほとんどでした。また、タイで圧倒的なコンビニシェアを誇るセブンイレブンにおいても、日本製品の存在感は大きかったです。

アイスクリーム売場にいけばグリコや明治の商品がたくさん並んでいます。また、カップ麺売場でも日清の商品が並んでいます。食品だけでなく、化粧品売場でもマンダムや資生堂の商品が並んでいます。タイ人がそれらを日本製品として意識しているのかどうかは分かりませんが、日本人としてその光景を見ると誇らしくなります。

 タイの自動車市場の状態と日本車のシェア

タイの自動車市場はASEANの中ではインドネシアに次ぐ第2位の規模を誇ります。2022年の販売台数は88.7万台で、前年比12.6%増加しました。その市場では日系メーカーが圧倒的なシェアを占めています。2022年のメーカー別販売台数シェアは、トヨタが33.9%、いすゞが25.0%、ホンダが9.8%、三菱自動車が5.9%と、上位4社を日系メーカーが占め、全体のシェアは85.6%に達しています。私個人が感じたのは上記メーカーに加え、マツダの存在感が大きかったです。特にクラビではマツダ車が多いと感じました。

日本車がタイの自動車市場で強いシェアを維持している理由は、以下の3つが挙げられます。

  1. 品質や耐久性への信頼
  2. 低価格
  3. 充実した販売・サービス網

日本車は品質や耐久性への信頼が厚く、タイの消費者から高い評価を受けています。また、その車の多くがタイで生産されているため、欧米車や韓国車と比べて価格が安いことも人気の理由となっています。さらにタイに充実した販売・サービス網を構築しており、購入後の安心感も大きな魅力となっています。

近年、中国メーカーの進出も目立っていますが、日系メーカーのシェアは依然として高い水準を維持しています。今後も、タイの自動車市場は、日系メーカーと中国メーカーの競争が激化していくことが予想されます。

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