京都市立病院に関西初となる内視鏡下手術支援ロボット「ダヴィンチSP」が導入
2024年1月18日、京都市は京都市立病院に国内6台目(関西初)の導入となる内視鏡下手術支援ロボット新機種「ダヴィンチSP」を導入したことを発表しました。これにより泌尿器科、消化器外科、婦人科等の症例を中心に、今まで以上に精度の高い手術が行えるようになります。
ちなみに京都市立病院以外では、藤田医科大学(愛知県)、札幌医科大学(北海道)、倉敷成人病センター(岡山県)、上尾中央総合病院(埼玉県)、三重大学(三重県)に導入されています。
運用スケジュール
2023年12月 | 機器の納品が完了 |
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2024年1月 | 関連設備・器材の準備、職員のトレーニング |
準備が整い次第 | 手術開始 |
ダヴィンチSPとは
内視鏡下手術支援ロボット「ダヴィンチ」は米国インテュイティブサージカル社が開発した手術用ロボットです。1999年に米国で初めて臨床使用され、現在では世界中の100か国以上で2,000台以上が稼働しています。
ダヴィンチは従来の腹腔鏡手術にロボットの機能を組み合わせて発展させた術式です。内視鏡カメラとアームを挿入し、術者が3Dモニターを見ながら遠隔操作で装置を動かすと、その手の動きがコンピュータを通してロボットに忠実に伝わり、手術器具が連動して手術を行います。
ダヴィンチを使用することで、出血量の減少、術後の疼痛の軽減、機能温存の向上、合併症リスクの低減といったメリットを享受することができます。
ダヴィンチSPはその最新機種として2023年に日本国内で販売が開始されました。従来の機種はアームが4本だったのに対し、最新機種ではアームが1本(シングルポート)になっています。これにより身体への負担を軽くでき、術後の傷跡を目立たなくすることができます。そのため、特に婦人科の症例と相性が良いとされています。
詳細は京都市立病院のホームページをご覧ください。
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